晩秋の森の器アレンジ
2011年11月12日 作品情報
紅葉した西洋ブナ(薬品加工してあるので枯れない)をバスケットに巻きつけ器にします。
パリのお花屋さんは器もできるだけナチュラルにすることを好みます。バスケットは自然素材ですが葉を巻きつけることでより自然な雰囲気を出すことが出来ます。
その上にマス活けで花を。姫りんごやバーゼリアの実、そしてヒカゲを使い、少し森の雰囲気を出しました。
西洋ブナの色にあわせて赤系を選びましたが、そろそろ冬に近づいて来ていますので少し黒みがかった赤のガーベラとアトムを入れてみました。発色の良い秋の赤と、少し落ち着いた大人の赤。どこを向けるかによって雰囲気の違うアレンジなりました。
12月はクリスマスのアレンジになります。体験も受け付けております。お問い合わせは
まで。
秋色のプレゼント
2011年11月02日 作品情報
秋も深まってきたので、市場で見かける花もだいぶこっくりとした色になってきました。葉ものも紅葉したものが増えています。
いつもお世話になっている方へちょっとした秋色のプレゼント。
落ち着いたピンク→中心がテラコッタのグラデーションのバラ「ホットチョコレート」と西洋ブナのシンプルな花束です。
11月のレッスンでもこの西洋ブナを使ったアレンジを作成します。
楽しみにしていてください。
体験レッスンは11月10日(木)10:00〜
お気軽にご参加ください。
体験レッスンのご案内
2011年10月31日 お知らせ
パリのお花屋さん講座 体験レッスンのご案内です。
11月1o日(木) 10:00〜
フランスのエスプリの効いた秋のアレンジをご紹介します。
お問い合わせは info@millefleurs-paris.com 又は090-8892-7070まで。
展覧会への贈り花
2011年10月21日 作品情報
画家であり彫金作家である、堂園まり子さんの個展に向けてのお祝いの贈り花です。
このアレンジ、実はとても大きなアレンジです。直径で60センチ近くあります。
中央上にあるギザギザのピンクの花は「キングプロテア」といい、つぼみの今も直径が10センチ以上あります。開けばさらに大輪に。会期中に少しずつ咲いて形を変えていくでしょう。
そして右下の黄緑いろの凸凹した実はミニカボチャです。ミニとは言え、これも10cm弱の大きさ。ハロウィンが近いのでこっそりと潜ませました。
上から見た写真。コロンビア産の大輪バラ「クラシックセザンヌ」を使用し、キングプロテアからポンポンマムまでグラデーションでつなぎました。
毎回ご依頼をいただくたびにテーマを決めて作るのですが、今回は「大きめでインパクトのある花を優しくエレガントにいける。」にしました。
大きい花はそれだけで存在感がありますが、主張しすぎてしまう恐れも。
ちなみにバスケット上部には珍しい赤ゴケを金のワイヤーで巻きつけ、バスケットと上の花との一体感をつけました。
花束
2011年10月16日 作品情報
前回がピンク系だったので今回はオレンジをインパクトに。ライトイエローや白の花材と合わせました。
フランス式アレンジメントは色合わせをとても大切にします。
特別な場合を除き、色は同系色のグラデーションにすることで調和を持たせます。
この花束は茎を斜めに組んだ「bouquet a la main」という方法で
パリのお花屋さんではほとんどこの手法で作られます。
慣れるまでは難しく思えますが、練習を重ねることで短時間で作ることができます。
ちょっとしたお呼ばれの時へのプレゼントに自作の花束を持っていくなど、覚えるととても便利です。
ご来場ありがとうございました。
2011年08月31日 未分類
8月28日の帝国ホテル「花の感謝DAY」にご来場いただきましてありがとうございました。
日仏フローラル芸術協会の先生方と合同で「La Belle Terre~美しい地球」という作品を作らせていただきました。
復興支援がテーマでしたので、「惑星」をモチーフに。水星・月・金星も一緒に。
光り輝く太陽とそれを取り巻く惑星たち、そして中心には緑の地球。花咲く美しい地球をイメージして「パフィオ」という珍しい花を飾りました。
贈り花やレッスンで作る花とは違う、展覧会用のデザインです。
花数を多くして華やかに見せるのも楽しいのですが、今回はテーマをしっかりととらえた作品づくりと、「これはどうやって作ったのかしら?」と思わせるテクニックを入れ込んだ制作をすることで「展覧会の花」として差異化を図りました。
沢山の方にご来場いただき、ご感想をいただきました。
お教室のお問い合わせもいただきありがとうございました。
8/28「花の感謝DAY」詳細です。
2011年08月26日 お知らせ
以前お知らせした帝国ホテルでのイベントの詳細です。
「花の感謝DAY」 8月28日(日) 帝国ホテル 光の間
10:00~19:30
主催 POINT DE VUE 日本語版 /花の感謝DAY実行委員会
後援 フランス大使館
協賛 帝国ホテル
入場料 3000円
沢山の方のご来場をお待ちしております。
帝国ホテルの展覧会に出展します。
2011年08月17日 お知らせ
2011年8月28日、フランスの雑誌社「POINT DE VUE」主催の「花の感謝DAY」に日仏芸術フローラル協会認定講師として出展することになりました。
グループ作品となりますが、講師一同、現在構想を練り準備を進めております。
詳細が決まり次第このブログにてお知らせいたします。
夏のトクサアレンジ
2011年07月23日 作品情報
日仏芸術フローラル協会の本校であるエコール・ド・ブッケフランセの研究科クラスのレッスン作品です。認定講師になっても日々研鑽を重ね、より高い技術を獲得するためにチーフディレクターの若山美小子先生の指導を仰いでいます。
今回はトクサで筏(いかだ)のような敷物を作り、その上に花材を生かして自由に活けていきます。
研究科なので基本的な活け方を学んだ後それぞれの感性で活けるので、出来上がった作品は誰一人同じ物はありません。
大きさも形も様々です。
「自由に」活けることは簡単なようで実は難しい。毎回そう思います。
これと同じアレンジを初心者の方にいきなり「どうぞ」とすると戸惑ってしまいますので、
私のお教室ではこのアイディアをヒントに、初心者の方でも悩まずに、かつ楽しく活けられるようなデザインと花材選びを心がけていきたと考えています。
復興支援 花の力For Japanに行ってきました。
2011年07月16日 花市場の情報
世田谷砧市場で行われた「復興支援 花の力 For Japan」に行ってきました。
花の力で東日本大震災の復興を支援するためのチャリティイベントで、ハンス・ダーメン氏やニコライ・バーグマン氏など外国人フラワーデザイナーによるデモンストレーションの他、ワークショップや復興支援のメッセージを花につけて飾るフラワードーナッツなどのイベントが行われました。
デモンストレーションはフランススタイルとは違いましたが、形や色遣いなど、それぞれの個性が出ていて面白かったです。
私は花の力で復興のために何が出来るだろう…と考えさせられました。